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■ 東京大学過去問1992年(5) 解答 |
[全訳]
人間が自身について尋ねうる最も深遠な問いとは何だろう。それは「我々は何処から来たのか」というものでなければならず、それは当然「あらゆる生命とは何処から来たのか」という質問につながるはずである。ドンと私は、長年この質問に興味を抱き続けてきた。 「知ってるかい?」ドンは言った。「アメリカ人の半分は進化を信じていないんだ」 「知っているよ。とんでもない人数だよ」私は言った。 「我々はアメリカを教養のある社会だと考えている。自分達がしっかり教育を受けていると考えているんだ。我々は科学を信じている。我々の文化はテクノロジーを基盤にしている。テクノロジーは科学だ。テクノロジーは科学を実用化したものだ。世界について学び、その知識を運用するんだ」 「それで、それがどうかしたのかい?」 「何でもないさ。一部の人間が科学を選択的なものにしているのが我慢ならないんだ。そんな事はあり得ない。電気やペニシリンのように良いものをもたらすという理由で、一部の科学だけを取り入れて、生命の起源について気に食わない思想をもたらすという理由で、科学の別の部分を拒否するなんて事は出来ないんだ」 「天地創造説について話しているんだね」 「そうだよ。この国の、おそらく科学的に思考するよう育てられた多くの人々が、一体全体どうして、生命が突然創造されたなどと信じることができるのだろう。彼らはどうして、ほんの一万年も遡らないような時期に、忽然として全てが起こったなどと信じることができるのだろう」 「聖書にそう書いてあるからさ。多くの人は聖書を言葉通りに受け取っているんだよ」 「その通りだ。しかし…」 「この国には、高校と大学を出ているのに、地球が平らだって考えている奴らがいるんだよ」 「冗談だろう?」 「本当さ。ここアメリカでは地球平面協会が現役で活動しているんだからね。聖書をめくれば、彼らは自分達の主張を裏付けるような文面を見つけることができるんだよ」 「ふうぅ…」ドンは深いため息をついた。「誰かがなんとかしないと」 |
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